K's Point

Kのことば

I hold that there is an eternal Life which is the Source and the Goal, the beginning and the end and yet it is without end or beginning.

根源であり到達点であり、また、始まりであり終焉でもある、それでいて終わりも始まりもない永遠の生が存在する、と私はおもっている。

J.Krishnamurti

Krishnamurti; THE YEARS of AWAKENING, 1991

/// /// ///

 

生の姿を、「私」や「誰か」の個別な人生から距離をおいて、空の雲の形を眺めるように認めることは難しい。まず、やらない。やれていない。

ひとは、自分が巻き込まれている(と意識する)人生の潮流に苦戦している自身の姿を心的な風景として時に目撃するのが精一杯ではないか。

クリシュナムルティの知る生は、絶対的静止時間の中で営まれているので、過去への悔恨や将来への不安は存在しない。この永遠の生が、特定の個体にのみ、気まぐれに発現しているのでないことを凡庸な脳は望むだけである。

(K's Point)

K's Point

Kのことば

The more you depend, the more there is disgust and the demand to be free. This demand for freedom encourages fear, for this demand is a reaction, not freedom from dependence.

依存すればするほど、嫌悪と自由への欲求が高まります。この自由への欲求は、不安を増大させるのです。なぜなら、この欲求は一種の反応に過ぎないのであり、依存からの自由にはなりえないからです。

J.Krishnamurti

J. Krishnamurti, The Urgency of Change 'Awareness'

/// /// ///

 

依存によって安心を得ようとしている筈が、その思いどおり機能しないのは、依存が損得の計算をふまえた思考にすぎないからです。

「思考の働き」が、この場合、隠れて存在するので、思考のワナにはまってしまっているのです。(K's Point)

K's Point

Kのことば

First I must know I am stupid , that I am dull. The very awareness of my dullness is to be free of that dullness.

まず何よりも、私は愚かで、鈍感であることを理解しなければなりません。自分の鈍感さへの、その気付きそのものが、その鈍感さを排除することになるのです。

J.Krishnamurti

J. Krishnamurti, YOU ARE THE WORLD, Harper & Row, 1973

/// /// ///

 

「抜けている」のが人間。学校の勉強がよくできたひとも、うかつにも見落としていることが少なくない。その感受性の不完全さに気づくには、自分の厳格で、注意深い観察をゆるめず、日々、瞬間瞬間をボーっとしないで、生きることが求められている。

(K's Point)

K's Point

Kのことば

Ever since I was a boy I have been in revolt. Nothing satisfied me. I listened, I observed, I wanted something beyond mere phrases, the Maya of words. I did not want to rely on anyone.

少年のころからずっと、私は反抗的だった。満足を与えてくれるものは何もなかった。私は、聞くこと、観察することはしたが、ただの幻想でしかない言葉を超えたものを求めていた。だれにもたよることは 望まなかった。

J.Krishnamurti

Krishnamurti ; His life and Teachings, PILGRIMS PUBLISHING, 2008

/// /// ///
 

Kの「反抗」は、闘いを含んでいるものではなく、自分の感じ方に忠実であろうとしたことだったのです。大人が盲信している価値やもっともらしいふるまいを受け入れず、自立していただけ。子供に「すなおさ」を求める願望は、少なく とも、狭量な大人のエゴともいえるでしょう。(K's Point)

K's Point

Kのことば

When two people observe with the same intensity, freedom, and clarity, they see the same thing.

二人の人間が、同程度の真剣さと自由なこころをもって観察するとき、両者はまったく同じものを見るのです。

J.Krishnamurti

Krishnamurti Foundation of America, 2024.3.2


/// /// ///
 

ひとりひとりの人間の生きる世界は、自己としての個別な認識機能によって形成されている。この観点からすれば、すべてのひとが、自己のオリジナル世界を生きているだけ、といえる。

クリシュナムルティは、真剣さと自由が高度に 共有されたときには、その共有者は、同じ世界を認識しているというのだ。このとき、個々の人間存在が、現象的に制限された知覚機能および思考から解放 されて、意識の共有、あるいは重なりを経験するのだ。この「真剣さと自由」の条件は、要するに、「愛」の力として統一されて満たされるものだとおもう。(K's Point)

お知らせ

iTohen 昼の学校 森本武編
『四則(+ー×÷)を意識すると思考が単純化する』

【日時】11月30日(土)午後1:30-4:00

【場所】Coffee Books Gallery iTohen

【参加費】2,000円(ワンドリンク付)

クリシュナムルティの原文を読む講座 11月
 『THE IDEA OF REINCARNATION』

【日時】11月17日(日)午前10:00-12:30

【場所】K's Point 研求センター(定員7名程度)

【参加費】2,500円(会員2,000円・会員減額制度 1,250円・会員限定10回分チケット1枚)

BASIC ENGLISH 応用 Class 11 月
『関西弁をアメリカ語に!』

【日時】11月17日(日)午前10:00-12:30
【場所】K's Point 研求センター
【参加費】2,500円(会員2,000円・会員減額制度 1,250円・会員限定10回分チケット1枚)

●全日程満席となりました

EDANE Anarchy Labo
生体エネルギー健全化のための
『4つのアナーキーな生存基本技』

【日時】

①2024年10月29日(火) 午後1:00-3:30
第1回『呼吸〈心肺機能改善とプラーナ(生命素)の技法〉』 
②2024年11月12日(火) 午後1:00-3:30
第2回『Relax&Action〈神経メンテナンス、食と睡眠〉』 
③2024年12月10日(火) 午後1:00-3:30
第3回『無思考〈省思考から無思考、空白瞑想〉』
④2025年1月14日(火) 午後1:00-3:30
第4回『自己の根源との交流〈真我との交流、祈り〉』


【場所】EDANE|大阪市住之江区浜口西1-2-8 住吉グリーンハイツ B-210 

【参加費】
・1回 3,000円
・4回セット 10,000円
(いずれの回もSewing Table Coffeeのコーヒー付)