Krishnamurtiとは何者か

ジッドゥ・クリシュナムルティ

Jiddu Krishnamurti |1895-1986


既成のいかなる信条や思想、方法をも疑いつづけ、既知のものからの離脱こそが人間を自由にする、と主張したインドの神秘主義的哲学者。

その独創性は、どのような形式にも価値と意味を見出さなかった点にある。そのような姿勢から、権威を土台として組織化された既存の宗教団体や政府から、その'思想'を危険視され、言論や行動が制限されることも少なくなかった。

人類の真の解放を求めて、世界中を旅し、生涯の大半を、多数の聴衆との直接的な対話や講演についやした。また、教育を「もっとも聖なる営為」ととらえ、イギリス、アメリカ、インドなどに、「比較しない教育」を理念とする学校を設立した。

クリシュナムルティは、他者の崇拝や隷従を拒否し、常に友人として互いを尊重し、同等な立場で、語り合う態度を重要視した。 
既成のいかなる信条や概念、方法にも頼らず、選択なき自覚によって自らの条件づけを凝視することが自由への道である、と60年近く世界を旅し、人類の根本的な変革の必要を説き続けた。 普遍的な宗教的価値観と絶えざる自己省察をとおして、自分以外の何ものにも依存することなく、真の自由が獲得できると説いた。 


その生い立ちには神秘的色合いが漂う。 
14歳のとき、神智学協会の代表アニー・ベサントの養子に請われ、英国に渡る。来るべき世の世界教師となるべく英才教育を受け、「星の教団」の指導者に祭り上げられる。 

しかし、34歳のとき、予告なく、その任務を自ら解き、あわせて教団を解散した。 
「真理に至る道は用意されていない。信仰は純粋に個人の事柄であり、それを組織することなどできない。」と、自らも一切の所有を断ち、ひとりの旅に出たのである。 


自筆、講演の記録などの著書が各国語で翻訳出版されている。 

Krishnamurtiの生涯

今月の Kの言葉|2020.6

知ることよりも学ぶことがずっと重要です。信じているものについて学ぶと、信じる必要はなくなります。頭脳が信じるものから解放されれば、ありのままが見えるようになるのです。


To learn is far more important than to know. Learning about belief is the end of belief. When the mind is free of belief then it can look.

J.Krishnamurti
The Urgency of Change